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ドクターXと社交ダンス(1)

日記 2016.12.09 Friday PSJ

11月14日

教室に電話がかかってきました。

「ドクターXで草刈さんと踊る役をお願いできませんでしょうか。」

ドクターX?草刈さん?!

 

とりあえずお話をしたいとの事でその日の営業後に教室に制作の方が来てくれました。数年前ダンス番組に出演した増田大介先生からの紹介という事でしたが、ドラマに出ることよりもあのシャルウィーダンスの草刈さんと踊るということの方が自分にとっては重大使命であり、そんな大役を僕がやってはいけないし、草刈さんの身長では僕が踊っても彼女の素晴らしさを引き立たせることはできないと、その場ですぐさま辞退。

 

どうせなら映画シャルウィーダンスを再現させましょう!

と田中英和先生の名前を出すと、すでに一度打診済だが、海外にいて練習ができないということで断念されたとのこと。それでも自分が代稽古をすれば当日合わせるだけであの神様なら問題ありません!と制作の方に念を押し、田中先生も説得。田中先生の名前を聞いて草刈さんも「同窓会ね!」とノリノリになっていただけたので、草刈さんとの稽古がスタートしました。

 

シャルウィーダンスで草刈さんご本人が踊っていたステップを覚えて、これをそのまま踊ってみましょうという流れでしたが、テレビ上の見栄えを常に考えている草刈さんはどんどんアイディアを出してきて、新聞にも掲載されたあのリフトが完成しました。

 

 

草刈さんとのレッスンは常にこちらが参るほど、何度も何度も納得のいくまで繰り返すというものでした。社交ダンスを踊るのは映画以来ということでしたが、本池は唸る唸る。ボディーから指先足先までのトーンが半端ない!歴戦のトップダンサーの持つスキルは一般社交ダンサーなんかじゃ太刀打ちできるものではありませんでした。こっちが大汗かいてても彼女は顔に汗一つないのです。これが女優かこれが一流かと実感せざるを得ない。さらに別の日にはWDSFの競技会の動画を持ってきて「これやってみましょう」と。レッスンの度にコリオグラフフィーが変わっていくのです。スイングの方法からPPの頭の位置から到底テレビのワンシーンで踊る為とは言えないレッスン内容になっていくのに思わず、

「草刈さん!どこに向かってるんですか!」というと、笑って「楽しいわね(^^♪」

本池ガックリです(笑)僕が困れば困るほど彼女は楽しそう。どうあがいてもこの人には叶わないと実感しました。

 

そんなこんなで数回のレッスンで本番当日の朝に田中英和先生にバトンタッチ。田中先生と草刈さんのそこから本番までのリハーサルは僕は別のシーン収録のため見れませんでしたが、本番を見てただただ啞然です。それは皆様もおわかりでしょう。

ダンスの撮影風景です! #ドクターX #社交ダンス#ソシアルダンス#田中英和#草刈民代

草刈民代さん(@tamiyo_kusakari_official)が投稿した動画 -

 

 

さて、草刈さんとの代稽古中に制作の方に

「先生、もう一人病院のエースダンサーのお相手役をやっていただけませんか?」と。

配役表を見て、これは誰が相手するんだろうと思いつつも、まさか僕じゃないだろうと思っていたところに瓢箪から駒。しかもその女優さんはまだ決まっていない。本番までそんなに期日があるわけではないのはわかっているので、これはもう話がわかっている自分がやらなければ間に合わないと腹をくくることになったわけです。

 

「中山忍さんに決定しました。」

ナカヤマシノブさん・・・中山忍さん?!(;゚Д゚)

 

ラッキーを通り越している。腹をくくってよかったと思ったあの日はもう二度と戻ってこない。嶺岸ダンスにレッスンに現れた忍さんは異世界の人でした。草刈さんと対極にいるようなフワフワした方でした。婦人会のエースダンサーなのに、なんせ社交ダンス初めて。忍さんに社交ダンスを好きになってもらう事、テレビで説得力のあるダンスシーンを踊ってもらう事、この二つは非常に両立しにくく、厳しいレッスンをしたらダンスが嫌いになってしまうんじゃないかと心配する僕の様子がわかったのか、マネージャーさんに「先生、厳しくお願いしますよ」と釘をさされる(;^_^A

 

ちゃんと見せられるようにするにはウォークからしっかり教えなければならず、最初は単純な前進、後退を何度も繰り返しました。

そしてホールドを組む。組んで歩く。手の位置、指先の形もしっかり教え、最後に頭の位置。「頭が近いですよ!」と言う僕の心境は「もっと近くてもいいんですけど」というオヤジ魂を抑えるのに必死でした。なんせ可愛いんですもの。許してください。

 

そこからステップ。やはりこれは誰でもそうだけども、ワルツで足を揃えると、次にどっちの足を出すのかわからなくなるんです。これが非常に苦労するところだったのですが、ウォークがスムースになってきた頃にボディーコネクション、レッグコネクションを教えてから足型を覚えなくても相手についていけるということを理解した忍さんは急激に上達を始める。と言っても、まだ3回目くらいのレッスンでの出来事である。さらにフレームにトーンがあるとフォローがスムースになるというところも理解し始めたので、それならばと、スタンディングスピンや複数回のスウェイチェンジをしてみました。予想通り軽くついて来てくれたのでこれをそのまま本番用に採用しました。フロアに入場するところから何度も繰り返し踊りこみ、そしてやはり忍さんも顔に汗をかかない!!女優さんって本島に凄い(; ・`д・´)忍さんは吸収の速度が驚くほど速く、コピーの能力に長けていました。法子と手本を踊ったその直後に劇的に変化するのです。

 

休憩ごとに色んなお話をしていただいたのですが「高校で演劇部やってました」とついうっかり言ってしまう。

「ダンスを踊っている最中に倒れる」という設定があるという事は、その時僕も倒れる忍さんに対して何かしらリアクションしないといけないという事を気付かされる・・・本池先生演劇部だから大丈夫よ(^^)/と言われた瞬間急に逃げ腰になる本池でした。ダンスだけかと思ってたので演技をする方がメチャ緊張するわけです。

 

全ての稽古がうまく進み本番を迎える。

 

ダメダ、モウ眠気限界。続きはまた今度!

 

 

 

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